2015/11/21

箱絵を飾るのは?なぜ?…Triumph and Tragedy(GMT)

2015/11/21 - 0:00 Posted by Wil Wilandor , , , , ,
Triumph and Tragedy(GMT)

YSGAさんからお誘いをいただき話題の「Triumph and Tragedy」をプレイしました。海外製品、かつシリーズもので無い新作でこれほど話題になり、たくさんの方が購入しプレイしているゲームも珍しいように思います。

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Triumph and Tragedy(GMT)

展開

練習のために、3陣営ともプレイしました。

1回目:私は西側をプレイ。とりあえず2年ほど回して練習です。ソ連がペルシャに侵攻し、戦争手順を確認したところで1回目は終了。

2回目:ドイツを担当。セットアップのカードで、なんとポーランドが3枚とも!ビギナーズラック!36年にポーランドはドイツ衛星国に!その後もドイツは外交で中欧を制覇。1941年に連合国からゲーム終了の申し出があり、ドイツの優勢勝ちとしました。

3回目:ソ連を担当。工場コストが高い!39年までは静かな展開でしたが、40年にドイツが低地諸国、バルト諸国を、ソ連がフィンランドとペルシャを支配します。続く41年にポーランドをドイツが支配。スウェーデンは西側の衛星国になります。その後も大きな戦争はおきませんでしたが、44年にソ連がスペインを衛星国に!共産主義の拡大を防ぐため西側がソ連に宣戦布告。また、ソ連の影響力が強かったトルコにドイツ軍が侵攻します。アメリカが45年まで参戦しない中での大英断です。ソ連の拡大を防ぐことには成功しましたが、中立を守ったドイツが勝利しました(ドイツ25点、西側23点、ソ連21点)。

感想

第二次欧州大戦のキャンペーンが1日かからずに終わる素晴らしいゲームです。軍事、外交、技術開発の要素をすべて含み、すべてを満足させるほど国家予算は多くありません。サドンデス勝利を目指すにも、お互いの首都の位置関係から3者とも気が抜けません。事実上3名専用ですが、3名なら集めることは十分可能です。また、ウォーゲームにしてはルールが複雑では無く(ただ細かいルールが多い)重いユーロゲームに親しんだ方なら苦も無く習得できるでしょう。
何といってもWW2直前の36年からの緊迫した欧州情勢を、独ソ英の首脳の立場でプレイできるのは素晴らしいです。当時の混沌/混乱(特に英仏)を表現するには、3か国すべてをプレイヤーが担当しているからこそできると思います。初期配布のカードによっては戦略に影響が出ることもあるでしょう。プレイの度に展開が変わり、人間が操る陣営だからこそ混沌と理不尽が生じて面白くなるのです。
ボックスアートがヒトラーでもスターリンでもチャーチルでも無くチェンバレンなのも、その面白さを示唆していると思います。