2022/12/24

カバーのはなし

本記事はHarpoonArrowさん企画の「War-Gamers Advent Calendar 2022」に参加させていただいています。
----------------------------------------------------------
カバーアートの話です。きっと他のブログや雑誌で記事化されているでしょう…
(追いきれずに、すみません。情報求む!)
 
 
 ウォーゲームでも、ジャケ買いってありますか?

今年初めにプレイした「Heart of Darkness(Legion)」は、ボックス写真に魅かれてプレオーダーしました(それからリリースされるまで長かったですけど)。どちらのカバーアートがいいと思いますか(私はプレオーダー時が圧倒的に好きです)。
プレオーダー時
 発売時
 
美しいカバーアート…というと、Geeklistにありそうですね。ユーロゲームではたくさんあるようです。やはりというべきでしょう(例えば→リンク)。
お、ウォーゲームでは
"Greatest Wargame Box Covers" (リンクはAH、他にもSPI編、GMT編など)がありましたね。一方で、"Ugly Wargame Box Cover Art"なんてのがあるようです……   

 
(私のボックスカバーアート一番の好みは、なんといっても「Nightfighter(GMT)」です)


ところで、
美しいボックスカバーアートは、おそらくゲーム本体とは全く関係がありません。「ありません」って書くと語弊があるかもしれません。
映画Blu-rayのパッケージアートは映画の1シーンでしょうし、画集の表紙は収録絵画の1つでしょう。ゲームのボックスカバーアートは、小説の表紙と同じように、ゲームのバックグラウンドをイメージしてアーティストが描くのでしょうから、ゲームそのものと直接の繋がりは無いわけです。

ネットで調べただけで恐縮ですが、書籍の表紙を描く、装画家・装丁画家と呼ばれる方々の製作プロセスを読みました。
「ゲラ刷り」を読んで登場人物の特徴や、気になる描写をもとにして一度描いて編集者や作家とイメージを確認しながら製作していくそうです。

そして、内容を表現したイメージであるかどうか、だけでなく、製品を手に取る人に訴えかけたり、さらに作家も思ってみなかった世界観を出せるのかが優れた画家さんのようなのです。

ゲームの場合、「ゲラ刷り」を読むのは事実上不可能だと思います(テストプレイ参加していればできるのかもしれませんが)。
そして、ウォーゲームを分類する要素がテーマとシステムだとすると、どうしてもテーマを主体として描かざるを得ないと思います。




では、せめて、カバーのアート、せめて箱がゲームに使われるタイトルは無いでしょうか…
TRPGでは、サプリメントのカバーがそのままマスタースクリーンになっている例は少なくありませんが、ここではウォーゲームに限って考えたいと思います…

かつて、100均なども無く趣味に使えるお金にも限りがあった時代は、ウォーゲームのボックスは、ダイストレイやチット引きカップ、ついたての代わりに使われていました。多くの方がそうなのでないでしょうか。ルールブックには、「チットを透明でない広口のカップに…」と書いてあっても食器をゲームに使うわけにもいかず、ゲームの上蓋にチットを入れていたのではないでしょうか。

Eagles over Britain(KVD)では、蓋(上箱)を衝立に使い、下箱の側面には航空機ユニットの整備状態を示すトラックが記載されています。
上箱は衝立・下箱はトラック表示
こんな感じ
 
他にも、ゲームのボックスをプレイに使うゲームがあるのでしょうか。
ご存知でしたら、ご教示ください!





今日の夜から朝にかけて、一番注目される"カバー"は、「靴下」でしょうか。
みなさんは、何を入れましたか?また、何が入っていて欲しいですか?



あ、"Ugly Wargame Box Cover Art"に、「Red Christmas」が入っている!

2 件のコメント:

  1. 今回の記事はネタだけでリサーチがイマイチ足りていません。フォロー・ご指摘お願いします!

    返信削除
  2. この記事の公開の10分前に、@gameapeさんが右のツイートを投稿していらっしゃいました。すごいです! https://twitter.com/gameape/status/1606633494620569600?s=20&t=arBBPffKhtNQm2t0ptf_jQ

    返信削除

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。