2014/08/23

Turning point:Stalingrad (AH) ・ France'40 (GMT)


8月最後のゲーム会の参加は千葉会(松戸)でした。 
復帰してから、初めて「初対面」の方がいない会。少し進歩?したのでしょうか。 
また、「きちんと覚えたい」と思っていたゲームを2つもお相手いただき、たいへん収穫の多い一日でした。 
#8月は「When Lions Saled」もプレイできたので、大豊作の一ヶ月でした。 
#数年ぶりにルーンバウンドもしましたので… 



■Turning point:Stalingrad (AH)


セットアップ(北)
セットアップ(南)
まずは、Turningpoint Stalingrad(以下TPS)。 
いわゆる「アルンヘムシステム」です。 
しかし、私はアルンヘムシステムをプレイしたことがありません(!)←「珍しい」とのコメントをいただきました。このゲームを発売当初に購入(エキスパンションも)していますが、「ひとつはアルンヘムシステムが欲しい」と当時思ったのかもしれません。TACTICS1号の”SPIのスターリングラード”を夢中になって読んだ記憶も購入の一因だったのかもしれません。 

それはさておき… 
先日別の会でプレイを観戦させていただいていたので、ルール記述は概ね理解していましたが、運用が難しいです。細かいルールが多く、また関連したルールがあちこちに分かれて記述されているため、見落としが多いです。 
それにもまして、(当該システム初めてだったので)スタックの耐久力を皮膚感覚でとらえるまでに時間がかかりました。行動済になると防御力が下がり、またユニット数が損害許容量になるのは、分かっていても行動に結びつかないものです。 

私はドイツ軍を担当させていただきました。 
右も左もわからず、攻撃をしかけますが…思ったほど進みません。攻防それぞれダイス2個+戦闘力(+修正値)を求めます。その差が損害になるので、「1」の差が重要です。一般的なゲームと異なり、ダイスの目がそのまま戦闘力に換算されるのです。そして、1ユニットを除去するためには2~3損害を与えなければなりません。3ユニットで守るエリアは、6~9損害が必要です。 
そのため、ユニットが多いエリアの攻略は砲爆撃と組み合わせるか数回の波状攻撃をしたくなります。ところが、砲爆撃はガレキを生み出し、ガレキがあると戦車が入れない!とジレンマに陥ります。やっぱり頼りになるのは工兵ですね… 

突入させた部隊のために後続部隊が入れなくなったり、異師団が混在するエリアを作ってしまったり(所属師団が異なるスタックは戦闘力-1)と、我ながらまぁヒドいものでした。ソ連軍が南方に戦力を集結させ、つられてドイツ軍も南方に戦力を集めるのですが…数スタック余ってしまいました。南方はガレキができやすく、装甲師団が使いにくいのです。それに気づかなかった私は、装甲師団まで南部に投入していました。 
南部は両軍とも部隊が集中する一方で北部は部隊が少なく、色合いの異なる睨み合い状態が続きます。 

と、ここで諸般の事情でソ連軍の司令官が交替。 
私はアドバイスを受けながら北~中部に部隊を転進させます。確かに、狭い地帯に両軍が集結するとドイツ軍が進みづらくなります。ドイツ軍の主力は南部に配置されているので、ついつい南部に重きを置きがちですが(勝利得点は南北あるので)南部に偏重しすぎてはいけないのですね。 
北部にはトラクター工場、中央にはママエフ墓地の重要拠点もあることからも、北~中央にも圧力をかけなければならないのです。 
ということで、遅まきながらソ連軍の防衛ラインを広げにかかります。 

ところが、(独ソ両軍とも)想定通りのことができません。 
戦闘解決のダイス2個が、インパルス数以下だと昼夜交代します。 
昼間は最大12インパルス、夜は最大10インパルスからなるので、1ターン(1日)は最大22インパルスです。 
基本的に昼はドイツ(Stukaなど)、夜はソ連(浸透移動など)が有利です。 
しかし、「いつ昼/夜が終わるかわからない」のが、このゲームの面白さだと思います。 

この日のプレイでは、私が「4」や「5」を連発し一日が終わるのが早かったです。極めつけは24装甲をママエフ墓地に突入させたときのダイスが「2」…このときのソ連は「12」… 






1週終了(南)
1週終了(北)
結局、1週終了時に南四分の一はほぼヴォルガ河岸まで到達しましたが、ここで終了としました。 
ルールを追っていくのが精一杯だったので、相手の方にはご迷惑おかけしました。細かいルールが多いのですが、概ね体得できたのではないかと思います。ありがとうございました。 
次はきちんと作戦を練らねいといけませんね。 
エリア式のゲームの面白いところは、目に映る距離が行動距離と等しくないところ。これが勘違いの原因にもなりますが、それがまたリアルっぽい。 

■France'40 (GMT)

6月にゲームをお借りしていましたが、ようやくにして対面でのプレイ(というよりレクチャーを受けながらですが)となりました。18時過ぎからの開始だったので、とにかくターンを進めることを目指しました。1ターン30分で5ターン進めることができました。 
(ドイツ軍だけの感想ですが)基本的には移動-戦闘の単純なシーケンスでプレイアブル。戦闘後前進が特殊ですが、その分展開もダイナミック。ロンメルやモントゴメリーも出てくるなど味付けも魅力的。よいゲームだと思います。 

もうひとつ、この日は第一ターンのドイツ軍の攻撃箇所を試してみたかったのです。3箇所かなぁ…と思っていましたが、この日は5箇所で試してみました。 
通常1戦闘1枚までの航空支援(1カラムシフト)を、第1ターンだけ3枚まで使えるのです。攻撃箇所を少なくすることで航空支援を集中投入して高比率戦闘をどこかで実施し、そこを起点にして突破口を広げていく作戦がよいのかも…と考えていたからです。その一方で、多くの戦闘を行うことで連合軍に圧力をかける戦略を試してみたかったのです。 
(まだ2回しかプレイしていませんが)5箇所程度の攻撃は実施した方が連合軍の対応を困難にするような気がします。 
5ターン終了(北)
5ターン(南)




西部戦線には手を出さない(新しいゲームを買わない→ゲームを増やさないための自分なりのルール)ようにしているのですが、友人にプレイしたい人が増えたら買ってしまうかもしれません… 


気がつけば2戦続けてドイツ軍(西部戦線と東部戦線)。周囲からのコメントで気づきました。決してドイツ軍ファンでは無いのですが…