2017/08/19

4連装は怖い…Air Power/エアスペリオリティ/ストライク(CoA/GDW/HJ)

不定期にプレイしている、ジェット機空戦の戦術級ゲームです。
とはいえ、私はドッグファイト以外が好きなので、対地攻撃(AtG)シナリオをプレイすることが多いです。
今回はAir Strike(エアストライク)のソロプレイシナリオS-11「ベカー・ヴァレーのSAM狩り」を、Air Powerのルールでプレイしました。

SAM(地対空ミサイル)、ARM(対レーダー波ミサイル)、対空砲火、爆撃の練習のためにプレイヤー2名がそれぞれF-4とA-4を1機ずつ受け持ちました。任務はSAMサイトの制圧です。
1970年代が舞台のため、SAMはSA-6、ARMはAGM-45シュライクです。


●第1ターン~第3ターン
4ターン開始
(赤:SAM、黄:4連装23mm自走対空砲)
このシナリオは砂漠を想定しているため、等高線と稜線以外の地形がありません。
第1ターンにF-4が2機、第3ターンにA-4が2機進入します。レーダーに発見されるのを遅らせるために、Tレベル飛行(地勢追従飛行)を続けます。




●第4~5ターン
SAMレーダーにF-4が発見されます。
第5ターン、上側のF-4がシュライクを2発発射。1発がSA-6に命中、これを制圧します。制圧から回復するには2ターンかかります。この間に完全に破壊したいです。
下のF-4もAGM-45シュライクを2発射撃します。これも1発がSA-6SAMサイトに命中。2ヒットを与え制圧しました。あと1ヒットで破壊です。




●第6ターン
対空砲火に狙われていますが、F-4は制圧されているSA-6に向けて接近します。

●第7~8ターン
ついにSA-6への爆撃地点に到達。2機とも爆撃(500ポンド爆弾6発)を実施します。何とSA-6を破壊!同じヘクスの対空砲も至近弾で2ヒットの大戦果を挙げます。

下のF-4もSA-6サイトを破壊します…が、ZSU-23-4シルカ4連装自走対空砲の23mm機関砲弾が命中!8ターンのダメージコントロールにも失敗して大破(「C」マーク)してしまいます。




●結末/振り返り
ここでお開きにしましたが、
「第8ターン終了」時点では攻撃側の勝利です。
ただ、「大破」したF-4が墜落すると敗北してしまうので予断を許しません。
A-4はF-4よりも2ターン遅れて進入するうえに、速度も遅いので戦闘空域に到達しませんでした。
A-4が到達するころにはレーダーはF-4を発見しているので、初めから2レベル以上に高度を上げ最短距離で接近すべきだったのでしょう(そうすれば、8ターンには爆撃位置につけている)。また、進入時から高度を上げておき降下して速度を稼いでおけば、さらに早く到達できていたのかもしれません(A-4の爆装時最大速度は、エンジン推力のみでは5.5/ターン。降下して6まで上げたい)。
F-4の進入ルートは開始前に1時間ほど検討しましたが、A-4のルートの検討が甘かったように感じます。また、シナリオのターン数は15ターンなので、序盤のF-4の速度を落としてA-4と足並みを合わせてもよかったかもしれません。