2023/05/06

指輪戦争:カードゲーム・イーオンズエンド・レガシー・スリードラゴン・アンティ・レジェンダリーエディション

いつものクローズ会です。この日はファンタジーづくし。すべて違う世界設定のゲームでした。

(「指輪戦争:カードゲーム」より。
フロドとシェロブの対峙が見える)

■指輪戦争:カードゲーム

ホビット&魔法使い&ローハン&エント、エルフ&ゴンドール、サウロン、アイゼンガルド&南方人&怪物、の4勢力が、自由の民と冥王の2陣営にわかれ、2vs2で戦います。勝利はVPの多い陣営のいずれかです。
 
指輪物語では、軍勢のぶつかりと旅の仲間の滅び山を目指す旅(no.1~9の、9段階であらわされています)の2つの局面が描かれています。本作ではそれを、「戦場」「道筋」の2つであらわしています。
どちらも、原則として毎ラウンド1枚ずつ公開されます。「道筋」は「袋小路屋敷」「ロリエン」「モリア」などフロドの一行の旅の進展に従い、ラウンドごとに用意された3枚からランダムに公開されます。一方「戦場」は、ラウンドごとに1枚、自由の民陣営勢力と冥王勢力の2つの山から、交互にランダムに公開されます。「戦場」には、ゲーム終了時に保持していると得られるVPが記載されています。「道筋」は、自由の民陣営が保持したら記載のVPが得られますが、冥王勢力が保持した場合は記載のVPではなく、戦闘で与えた損害が多いと「堕落」させたとしてVPを得られます(可変です)。
「道筋」「戦場」ともに、両陣営から送り込まれたキャラや軍の攻撃力・防御力の多寡によって勝敗が決まります。
送り込むうえで重要になるのが、「道筋」では旅の進展、「戦場」では勢力です。
例えば、ナズグルはほぼどの道筋でも使えるのに対し、サルマンは5〜6、フロドは1〜9(当然)ですが、ガンダルフは6までです(灰色のガンダルフは旅を共にしますが、白のガンダルフはローハンに行って軍と行動を共にしますよね)。
「戦場」に目を向けると、使える勢力が決まっており、例えばアイゼンガルドではサウロン軍は投入できません。ミナス・ティリスは最大の4勢力が投入されます。

各プレイヤーが、道筋や戦場に投入するのは、手札から直接、またはいったんリザーブ(表にして公開しておく。手札保持枚数制限があるのでリザーブは有効)から送り込むのです。ところが、カードには特殊能力がてんこ盛り。特に「リザーブにあると手札保持枚数を増やせる」「1枚多く山札からひける」能力はメインキャラが持っていることもあり、投入には悩むところです。

そうそう、大事なことを書き忘れていましたが、道筋でも戦場でも、攻撃の成否に関わらず、攻撃側は全て破棄(そのゲームでは2度と登場しない)、防御側も攻撃側のダメージを受けたものは破棄、受けなかったものは捨て札(山札が尽きたら戻ってきます)となります。ゲームの進行に伴って多くのカードが破棄されていき、使えるカードは減っていきます。
そのため、手持ちのカードをどこで使うか。またはデッキの圧縮のためにあえて廃棄する戦術もあるでしょう。ホビットは「道筋の戦闘では廃棄されず捨て札になる」特殊能力があるので、躊躇なく使用できます。

この日のプレイは、まだ序盤で戦力の大半が投入される大戦闘が発生しましたが、
「道筋」、「戦場」に投入できる自分のカードを計算し、より長期的な視野が必要でしょう。
終盤、自由の民は「戦場」では華々しい鍔迫り合いも起きましたが、「道筋」に出せるカードが無くなってしまい、「堕落」を稼がれて敗北しました。
(実際は2枚の「道筋」が同時に出ることは無い。
ゴクリ(右端)の能力で道筋1枚を解決し、
次の道筋がオープンされる)

ほんとうに面白くなってくるのは、2,3回プレイして、カード使用の流れ、各デッキの特徴がつかめてきてからでしょう。
最初の1回は、あまり考えずに一度まわしてみて慣れることに重きをおいて、2回目からが本番、のつもりでいても良いと思います。

タイトルだけでもざっとご覧になることをお勧めします。
例えば…
・「Three Hunter」カードによる移動は、通常の移動ルールに従う(道筋→戦場の移動は不可)
・「道筋」は、同時にアクティブになるのは1枚のみ。”別の道筋を公開する”指定がカードによりなされたときは、既に出ている道筋は即座に戦闘解決を行ってから、新たなカードを出す
・プレイヤー同士の会話は、全員が聞こえるように行うこと。また、どんなカードを持っているかを話してもよいが、カードを見せてはならない

■イーオンズエンド・レガシー

第3章も敗北。最近連敗です。

それよりも、前回のハウスキーピング時でのミスが発覚。「カードを戻せ」「カードを廃棄する」など、ストーリーに従ってコンポーネントの利用/再利用の指示が(もちろん)ある。
早合点による誤解、読み落としなどで、今回の指示ができないことで発覚。序盤なのでリカバリーできましたが、これに時間かかりました。
次のシナリオに進めることに注意が行きすぎ、指示を丁寧に読み込んでいなかったのだろう。レガシーシステムは特に、慌てて進めないことが肝要かと(当たり前)。
 

■スリードラゴン・アンティ・レジェンダリーエディション

レジェンダリードラゴンを含む「同色3枚」を2回も決められました…