初日(9/15)はチュートリアルを行いました(→リンク)。
2日目はいよいよメインイベント、キャンペーンの実施です。
前日のチュートリアル終了後に2日目の独軍プロットを行いましたが、2.5時間かかりました。やはりこのゲームは独軍の事前準備が必須です。また、ルール解釈ミスの発生を少なくするために、ルールに慣れた方が独軍を担当する方が良いでしょう。
<猿遊会2日目>
■The Burning Blue(GMT)
●シナリオ3
「Body Line」キャンペーン キャンペーンは、選択したシナリオで複数ゲームをプレイします。独軍は事前に全ての計画を(経路プロットも)済ませておきます。1ゲームのチットは様々ですが、通常ゲームのチット数を最大としています。今回は、選択ルールの「サージレート」を使いゲーム数を2としました。チット数は2と1です。
また、このシナリオからRaid Matchingルール(選択ルール)が適用されます。英軍は、シナリオに定められたスコードロン数以上で独軍Raid編隊を攻撃しておかないと、爆撃実施時に独軍有利(ほぼVPが2倍)になってしまいます。このシナリオでは「2」です。このため、爆撃機が含まれていそうなRaidには一定数のスコードロンを向かわせる必要が
あります…が、実際はいくつものRaidがやってきますし、スコードロンを多く上げすぎるとレスポンスレベル超過のVPペナルティを負う(1スコードロンごとに3点!)ので見極めないといけません。
●プレイの進展
結果的には、1stゲーム(1チット規模)で独軍が勝利条件を満たしてしまったため第2ゲームを中止。従って独軍の勝利となりました(キャンペーンでの勝利条件は、第1・第2合計VPで判定されます。しかし、独軍には第2ゲーム以降を中止する選択ができるのです)。
●第1ゲームの進展
第1ゲームは午前9:30スタートです。
セットアップ時、Form up(独軍が編成/集結中であることを示す)カウンターがフランスに置かれます。もちろんダミーかもしれません。
第1ゲームの計画経路 |
●9:30(第1ターン)
もう1つForm upがフランスに置かれます。これに対して、英軍もホーンチャーチ(へクス2426)からWing(2個スコードロン;シナリオ3から使えるようになった大規模編隊)を、タングミア(へクス1318)からスコードロンを発進させます。
●9:50(第5ターン)
しかし、20分経ってもRaid編隊カウンターに置き換わりません(フランスから発進する第2航空艦隊所属ユニットは、Raid編隊に置き換わる4ターン(20分)前にForm upを置くルール。つまり、Form upが開始時からあったということは4ターンには置き換わっているはずだが…)。やはりダミーではないか…英軍に疑念が。実は…後で聞いたところ、単に集結判定で2ターン遅延しただけであったそうです。
一方英軍は、タングミアで追加1個スコードロンを離陸させ、Wing編制を試みますが失敗。
●9:55(第6ターン)
ついに独軍が移動を開始しドーバー海峡へ(これにより、ダミーで無いことが確定)。フランスに1個Form upが置かれます(これでRaid1個、Form up2個)。英軍はホーンチャーチを飛び立ったWingがドーバー近郊まで到達。タングミアでは漸くWing編制が成功。
●10:00(第7ターン)
英軍ホーンチャーチWingが、独軍Raidが海岸線を越えたところで発見(Tally Ho!)。9:55に置かれたForm upはダミーであることが判明しました。
●10:05(第8ターン)
ロチェスター(へクス2228)南東20マイル(1931)でホーンチャーチWing(第222、603スコードロンのスピットファイア)が遂に独軍をとらえます。独軍はJG53所属のMe-109E1個グルッペ。スピットファイアは1機を撃墜!一方損害はゼロでした。
(戦闘が行われているヘクスは、黄緑色のマーカーが置いてあるヘクス。 その付近に戦闘参加ユニットを並べて戦闘解決を行っている) |
士気高い両軍の戦闘機はドッグファイトに突入(「Dogfight」マーカーを置く。初めて使いました)します。
ドッグファイトマーカー |
ドッグファイトに入っている両軍ユニットは、その状態から離れることができません。独軍側からすれば、Me-109Eでスピットファイア2個を拘束したことになり、爆撃機から遠ざけたことになります。もう1個の独軍Form upはRaidに置き換わり、ドーバー海峡上空に出ました。英軍はノースウィールド(2725)からさらに1個スコードロンを離陸させます。
ドッグファイトを戦った両軍は、さらに戦闘を続け(1ターンに何度も戦闘は生じ得る。ここでは移動フェイズ→ドッグファイトフェイズ→戦闘フェイズ)、どちらも戦闘継続を放棄(Disruptレベルが上限に達すると離脱命令を受領しなければならない)し離脱。勝負は両軍とも、もう1つずつの編隊に託されました。
●10:10(第9ターン)
タングミアWingはライのレーダーサイト(へクス1532)上空で旋回警戒(オービット命令)していたところ、東5マイルに独軍を発見!独軍は、護衛がMe-109E(JG53所属)、爆撃はDo-17でした。ビンゴ!交戦します。迎撃する英軍はハリケーン17,43の2個スコードロンからなるWing。Wing編制のメリットは、1個スコードロンが護衛機をひきつけている間に、もう1個が爆撃機を攻撃できること。
護衛を1個スコードロンがひきつけ… (戦闘が行われているヘクスは、Do-17が置かれたヘクス) |
…英軍の想定通りに運びました。護衛のMe-109Eに対して第43スコードロンはあっさり追い払われ(英軍スコードロンはDisruptレベル1で離脱してしまいます)ます。ここまでは想定通りだったのですが。
43スコードロンは護衛に撃退され… しかし、17スコードロンがドルニエを攻撃する! |
次いで、第17スコードロンがDo-17を攻撃!…しかしダイス2個の合計は、無情にも「4」。Do-17の損害はありません。逆にDo-17の後部機銃の損害を受け、ハリケーンは戦場を離脱します。あ~あ。
ハリケーンはドルニエに負けた… |
●10:20(第11ターン)
無傷のDo-17がDetling飛行場(へクス2029)を爆撃。これで10VPを獲得(2個スコードロンで攻撃していたので「Raid Matching」は満たしていたので20VPにはなりませんでしたが)。
●感想
猿遊会でのプレイにこぎつけるまでには紆余曲折や試行錯誤、種々の調整と苦心がありました。
しかし、猿遊会でBurning Blueをプレイすることに名乗りをあげてくださった方全員(6名)が卓を囲むことができたこと、ふだんお会いできない方々とお会いできたこと、独軍・英軍それぞれプレイヤーが分担してプレイできたこと、多くのギャラリーの方にご覧いただけたこと、記念写真を撮っていただいたこと、そしてもちろんDogfightが起きたこと…
これらの様々な事柄が合わさって、「最良のとき」を作り上げたと思っています。
企画者である私にとっては、とても満足(自己満足ですが)できた1日でした。The Burning Blueをプレイした/接した全ての方にとっても「最良のとき」であったことを祈っています。