2019/11/16

綺羅星は流れ星のごとく…A Pragmatic War(Compass)

No Peace without Spainシステム。同作(スペイン継承戦争)、Nine Years(大同盟戦争)に続く第3作。システムについては以前のブログもご覧ください。

 国事尚書同盟(ハプスブルク-オランダ-イングランド)とブルボン(フランス)及び同盟(プロイセン、バイエルン)の戦いを描いた作品です。
私はブルボンを担当しました。

1741年 開始時からシュレジェンに配置されたプロイセン軍がシュレジェンの都市を攻囲。ハプスブルク軍が攻撃し撤退させます。

1742年 フリードリヒ2世(戦術2;戦闘時に降るダイス個数を増やす-指揮5;率いることのできる戦力数)が登場します!。プラハを包囲します。ブルボン軍もフランスからシュレジェンに到着します。
フリードリヒ登場
 ただこのターンはアクションカードの巡りが悪く(2が2枚、1が3枚)、大活躍とはいきません。プラハは攻めきれず退却。
1742年終了時

 1743年 イベントでひかれたのは「フリードリヒ、兵を引く」!シュレジェンの大半を占領したフリードリヒ大王は兵を引き中立になってしまいました。
フリードリヒ退場
フランスも退かざるを得ません(このことがわかっているなら、この1スタックはプロイセンにまで送るべきではありませんでした)。また、イギリスとオランダが国事側に参戦。ダンケルクを占領します。
 

1744年、フランスが公式に参戦し大量増援。ルイ15世(0-6;指揮6の指揮官は最優秀。本作では3が多い)と、本ゲーム最良のde Saxe元帥(3-6;戦術も指揮も最高値)、9戦力が配置される。本システムでは指揮官2名の合計値までの戦力を率いることができ、戦闘解決時には1戦力あたり1個+指揮官1名の戦術値のダイスをふります。つまり15個のダイスを振ることができるわけです。
ブルボンの大量増援
 また、ブルボンはサヴォアとパルマを占領。しかし、バイエルンがハプスブルク軍に攻められ、ミュンヘンが陥落します。


1745年、神聖ローマ皇帝位を要求していた、バイエルン選帝侯カール・アルベルト(0-3)が死去。この結果、バイエルンと神聖ローマ帝国がブルボン側を離れ国事側につくことになります。そしてイベント「ルイ15世、病に伏せる」!
ルイ15世、病に(ルイ15世は無名指揮官0-2に置き換えられる)
 指揮能力(スタックの最大戦力)が落ちたところに、カンバーランド(1-5)率いるイギリス・ハプスブルク連合軍が襲いかかる!
カンバーランド率いるイギリス・ハプスブルク軍
イベントカード「Surprise」で先撃ち、さらに「Train Infantry」イベントを使い赤服の攻撃(命中が4〜6に)精度向上。
恐るべしイギリス軍
先に6ヒット損害を受けたブルボン軍は、それでも「騎兵突撃」も合わせた反撃で4ヒットを与えるが、一歩及ばず敗北。この「モブージュの戦い」は歴史に残る国事側の大勝利(Major Victory)となりました。「大勝利」となると、その隣接要塞での攻囲戦が有利になります。
さらに、ブルボンに悲劇が!de Saxe元帥が戦死(6面ダイス2個振って12のみで戦死)!
さらにメッツ、トリアーも陥落。有効な戦力がほぼ無くなり、最後はイタリア戦線で一矢報いようとするも及ばずサドンデス負けとなりました。
ゲーム終了
見事に凶事が続きましたが、凶事以前に反省点がものすごく多いです。
様々なことを使えなかった(使いこなせなかった)ので、まだまだプレイしなければ、と思います。
各国の動向に関するルールと、主なイベントの影響(と、ホールドイベントを相手が持っていること)は頭に入れておいた方がよいでしょう。

同じシステムのNo Peace without Spain、Nine Yearsと比べても各国の動向の影響が強いように思います。少ないスタックを多方面に振り分け配置しても、各国の動向に振り回される(イベントにも振り回される)なんて素敵だと思います。