2022/05/07

Bloodborne Card Game・グロウ・リトルタウンビルダーズ・川竜

時々集まっている、プライベートのゲーム会です。 今回のメインはBloodborne Card Gameでした。

Bloodborne Card Gameのプレイヤーボード

■Bloodborne Card  Game

ビデオゲーム「Bloodborne」を背景としたカードゲーム。プレイヤーはそれぞれハンターとなり、武器やアイテムを集めながらモンスターを倒し、最終的にラスボスを倒すゲーム…なのですが、協力ゲームとは言えないと思います。ラスボスを倒したらゲーム終了ですが、モンスターに与えたダメージ(Bloodと称します)が最多のプレイヤーが勝利します。
モンスターでひとつのデッキを作ります(モンスター、ボス、ラスボスから構成)。基本的に、毎ラウンドモンスターデッキがめくられていくので倒しても倒せなくてもゲームは進みます。モンスターを攻撃するのは全ハンター共同で行いますが、強力な武器になると、モンスターのみならず他のハンターにも巻き添えダメージを与えるのです。
そう、ハンターはモンスターからも、他のハンターからもダメージを被るのです(他のハンターへの直接攻撃はできない)。ダメージを受けて「死んで」しまっても脱落しませんが、それまでに溜めた「勝利のための与えたダメージ(=Blood)」を失ってしまいます。手札の中に、「ハンターの夢」なるカードがあり、使うことでダメージの回復と、それまで溜めたBloodを恒久化できる(さらに、強力な武器など追加装備も得る)のです。
プレイ感は、「巻き込み事故が多い(意図的に巻き込める)チキンレース」です。一緒にゴールを目指していても、巻き込まれたり邪魔されたり、先をこされたりします。でもハンター達が力を合わせないと、強力なモンスターは倒せません。我慢しながらBloodを稼ぎ、どこかでしゃがむ(「夢」)タイミングを狙います。

せっかく全員でラスボスを倒しても、どことなく達成感が感じられずモヤっとした感覚でゲームが終わります。
Bloodborneの世界観やグラフィックが好きな方にはたまらないゲームだと思いますが。
協力してラスボスを倒すゲームなら、他にいっぱいありますし…バラバラの動きをしながらラスボスを倒す競争をするゲームもたくさんあります。本ゲームはそのどちらでも無いので、ゲームを手にするモチベーションが上がりにくいかな…

■走れ!メトロ

タイルを配置して路線を繋げるゲームです。得点は、駅と駅を結ぶ(両端の駅規模点×路線の長さ)、名所等でも点数が得られます。手番で1枚タイルを引く(2枚まで保持可)か、配置(何枚でも)するかなので簡単です。
見た目は華やかで、ルールも簡単なのですが、ゲームとしての幅と深みはどうなのか…ベテランゲーマーなら単純すぎるのでは?私は毎回同じ戦略でプレイしていて、毎回勝っちゃっているのです…1枚タイルを引くたびに悩む方は悩むので、思ったよりテンポはよくありません(低難度のタイル配置ゲームをするなら、カルカソンヌの草原無しルールはいかがでしょう?)。
本格ゲームまでの暖機運転に1回、とかの使い方ではないかと。または、「この駅は、きっとあれだ!」「(オレンジ色を指して)銀座線が繋がらない」とのパーティーゲーム的に楽しむのが正しいのかもしれません。

 

■グロウ

4人プレイ。3位に20点以上の差をつけられる最下位での惨敗。キャラクター達の能力コンボがうまく組めなかったこともありますが、黄色キャラクターの使用ダイス(5元素それぞれ1面、VP3点1面)…労せずしてVPを稼げるので良いと思ったのですが、5元素の確率が減るのでコンボとマップ上の移動の両方にマイナスとなりますね。買ったのは紫キャラ(ダイスのもう1面は「足」)、2位と3位は1種類の元素の目が2つになっているキャラでした。

■リトルタウンビルダーズ

日本版だけボックスアートが違うのですね。いちばん良い絵だと思います。
小ぶりなワーカープレイスメントで、ワーカー数も固定、リソースの獲得と使い方も絞られているので、初見でも見通しが良い。参加しやすい良いゲームです。ワーカープレイスメントの入門用としてもよいと思います。建物の効果の影響が大きいので、開始前に参加者に入念にレクチャーした方が良いでしょう。VP獲得のタイミングと合わせての説明がよいでしょうね(参加者の、公平感が変わります)。

 

■川竜

 あまり大喜利系得意でない(のめり込めない)…ので、写真だけにしておきます。